2016年度ビジネススタートアップセミナー総括

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インキュベーション推進室のアシスタントです。今回は先日行われました、ビジネススタートアップセミナーの開催報告をいたします。今回のテーマは「起業に向く人、向かない人 キャリア診断のススメ」です。まさに起業に迷われる方の指針となるようなテーマですね。2016〜2017年度スタートアップセミナーの総括として、講師は早稲田大学・商学学術院教授ならびにインキュベーション推進室室長の井上達彦 先生にお願いいたしました。

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いつものセミナーよりは学生の方が多かったなあという印象です。皆セミナーが始まるのを楽しみにしている模様。さすがは商学部の人気教授!

井上先生は、「自己紹介が苦手なんです。」と言いながらも、写真を使いながら、最近の自分から昔の自分へ若返っていくようなスライドショーで自己紹介。皆さんを惹きつけていました。井上先生がどこに興味があるのか、どんなキャリアを過ごしてきたのかが垣間見られます。

キャリアといえば、今回はキャリア診断のお話でしたね!井上先生はエドガー・シャインの「キャリア・アンカー」という診断ツールを使って、みんながどうやってキャリア診断をしていけばいいのか教えてくださりました。ちなみにキャリア・アンカーとは、簡単に述べると、キャリア選択の際の最も大切な価値観や欲求のことです。
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キャリアンカー診断書という40個の質問が書いてあるリストを元に、みなさん真剣に回答していきます。この質問に、6段階評価で答えて点数化すると、キャリアのタイプが8通りに分けられます。このどれに自分が当てはまったかで、起業家向きであるかどうか判定することができます。もちろん、起業家向きでなくても、社会貢献向きやリーダーいわゆるジェネラルマネジャー向きといった様々な場合があるので、起業家向きでなくても心配することはありません!みんながどのタイプだったのか、挙手で確認していきます。起業に興味がある方が集まっても、いろんなタイプの方がいて興味深かったです。

井上先生から、「みなさんは起業家(起業家を志している)のはずです。なぜ、みんなのキャリア・アンカーを聞いたのでしょうか?」と質問がありました。確かに、「自分のキャリア・アンカーが診断できればそれでいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、起業家であれば、自分のことだけを気にしているわけにもいきませんよね。周りのメンバーのことも考えなくてはいけません。みんなのキャリア・アンカーを知ることは「自分が起業家(リーダー)になった時に、メンバーの動機を確認するため」なのです。
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今回のセミナーは今年の総括でもあります。本年度の通年テーマは「アントレプレナーシップとグローバルキャリア」だったので、セミナーの最後にはキャリア・アンカーを踏まえて、「グローバルな人材とはどんな人か」についてお話しいただきました。DeNA創業者の南場智子氏のお話しを参考に、「グローバルで活躍するために、英語が必要な時代だからアメリカに行く。アメリカのローカルになってどうする?これからは中国が台頭してくる。だから中国に留学に行く。中国のローカルになってどうする?そうではない。」と語ってくれた時、学生の皆さんは「ではどうすればいいのかな・・・」と釘付けになっていました。「グローバルな人材ってなにかというと、環境を選ばずに活躍できる人材です。」締めくくりにそうおっしゃっていただきました。
皆さんのキャリア・アンカーは自分のわがままのためにあるのではなく、どんな環境でも自分を見失わず活躍するためにあるのではないでしょうか。起業であっても海外の仕事であっても、自分の碇(アンカー)があることは大きな強みになりますね!セミナーを受講された皆様・学生の皆様のご活躍を心より楽しみにしております。

さて、今回のセミナーを以て2016〜2017年度のビジネススタートアップセミナーは全て無事催行という運びとなりました。今までセミナーに参加してくださった皆様、ご講演いただいた皆様、ならびに関係各位におかれましては、多大なご厚意・ご協力をいただき誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
新年度に向けて、セミナーやコンテストといった準備も進めておりますので関係イベントと共に、引き続き早稲田大学インキュベーションセンターをよろしくお願いいたします。