デキる社長さんとは? 〜起業サポートイベント第3回「社長やろうぜ!」レポート〜

これまで早稲田大学インキュベーション推進室では、理工系の学生を主な対象として起業意欲を喚起するイベントを行ってきました。2011年7月7日には「起業サポートイベント第1回 ベンチャーやろうぜ!」を、9月16日には「起業サポートイベント第2回 ベンチャーつくろうぜ!」開催し、起業に関心のある多くの理工系学生にご参加いただきました。

今年度最終である第3回となる本イベント「社長やろうぜ!」(2012年3月23日(金)実施)では、理工系学生が実際にベンチャー企業を運営していくにあたり、経営者として求められるものは何かについて、参加者のみなさんに考えてもらう機会を設けました。数多くのベンチャー企業のうごきを目の当たりにしており、また自分でも起業して会社を経営しているインキュベーション推進室のコンサルタントを講師とする講演、そして対談を行うなかで、一般的なビジネス書などでは得られない、企業経営者が注意すべき課題を提示しました。今回は、そのレポートをお送りします。

「社長やろうぜ!」会場風景

▲「社長やろうぜ!」会場風景

シニアコンサルタントの矢澤利弘氏より「社長の仕事講座」と題して講演が行われました。矢澤氏は公認会計士・税理士で、会計や資金繰り、税務などを中心とした分野で起業家にさまざまなアドバイスを行っています。また、起業して活躍している会計士経営者の起業動機に関する研究によって博士号を取得しています。今回は、その研究成果を踏まえつつ、成功した起業家、失敗した起業家のツボを語りました。

講演を行う矢澤氏

▲講演を行う矢澤氏

続いて、同じくシニアコンサルタントの長町みはる氏より「社長の心構え講座」と題して講演が行われました。大手IT企業のSEからベンチャー企業経営に転じ、官公庁からの公的資金事業に係る事務業務のノウハウを活用する企業も経営しています。さまざまな学生を見てきた長町氏は、実際の例を基に“社長”の立場や責任について説明しました。

講演を行う長町氏

▲講演を行う長町氏

両氏の講演後、矢澤氏と長町氏の2人による対談が行われました。起業家として成功しているケース、失敗しているケースなどについて、一方がポイントを提示すると、もう一方がそれに対する課題や解決策を提示するという流れで進みます。多用な経営者に接してきた両者の経験もあり、新鮮な問題提起がなされました。

対談を行う矢澤氏と長町氏

▲対談を行う矢澤氏と長町氏

講演終了後は、懇親会の場を設け、個別の質問などを行うセッションとしました。説明責任やコンプライアンス対応、成功した起業家のパーソナリティ、必要となる資金の確保、メンバーの選抜とつきあい方、などなど、参加者の質問は多岐にわたりました。当日推進室事務所にて業務を行っていた薦田誠氏(前回「ベンチャーつくろうぜ!」で講師を担当)も加わり、最後まで熱気を帯びたイベントとなりました。今回の参加者は13人でした。

2011年度の起業サポートイベントは、今回で最後となります。2012年度のイベントは現在計画中ですが、ハウツー本を読むだけではまず得られない、新鮮かつ生々しいトピックを提供する機会を設けたいと考えております。

経営者に求められるものは何か。第11回入居者セミナー(3月30日)開催のご案内

インキュベーションセンタースタッフです。いよいよ梅の花が本格的に開いてきましたが、例年に比べて春の訪れがずいぶんゆっくりしたペースに感じます。先日は早稲田大学でも卒業式や学位授与式があり、多くの学生が社会へ巣立っていきました。いや、すでに社会の第一線で活躍している学生もたくさんいますから、この表現は必ずしも正確ではありませんね。しかし、学舎(まなびや)を後にした学生が、早稲田で見知を世に活かすことを願う点については、スタッフ一同、変わりありません。

さて、第11回を数える3月の入居者セミナーでは、インキュベーション推進室長である鵜飼信一(商学学術院教授)が講師となります。テーマは「企業の経営者として必要なことは何か。“社長たる者かくあるべし”」 インキュベーションセンターで活動している事業者には何が求められるのか。あまたの中小企業を見てきた室長のメッセージ、ここでは多くは語りません。ぜひその目と耳で、直接受け止めてください。


開催概要

件名 インキュベーションセンター 入居者交流会
主催 早稲田大学インキュベーション推進室
日時 2012年3月30日(金) 17:30〜19:00
(18:00から交流会)
内容 講師:インキュベーション推進室長 鵜飼信一(商学学術院教授)
「企業の経営者として必要なことは何か。“社長たる者かくあるべし”」
会場 インキュベーションセンター オープンスペース
参加対象 入居者、コミュニティ会員、ゲスト、推進室関係者 ほか
定員 30名程度

参加申込みにあたっては、事前の参加予約が必要です。お手数ですが、参加ご希望者名、ご所属(早稲田大学学生は、学部学科名または研究科名と学籍番号。他大学の学生は、学校名等および学部学科名または研究科名等。それ以外の方は職業および役職)、ご連絡先(電話番号および電子メールアドレス)をご記入のうえ、タイトルを「3月入居者交流会参加希望」として、インキュベーション推進室事務局まで電子メールにてご連絡ください。折り返し、推進室事務所よりご案内差し上げます。ご予約がない場合、また定員に達した場合には、原則として入場をお断りいたしますので、あらかじめご承知おきください。

サイバーエージェント・ベンチャーズの「Startup Base Camp」を訪問しました。

 インキュベーションセンタースタッフです。最近ではIT系有名企業が自前のインキュベーション施設を持ち、スマホやソーシャルメディアを使った新しいビジネスづくりを目指す創業間もないベンチャーの支援育成を強化しています。

 私たちは、先月2月24日(金)にインキュベーションセンターで講演していただいた、株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズの田島社長にお願いして、同社が2月22日(水)にオープンしたインキュベーションオフィス「Startup Base Camp」を3月21日(水)に見学させていただきました。

 「Startup Base Camp」は東京都港区赤坂8丁目5番26号の赤坂DSビル3階にあります。地下鉄「青山一丁目」より徒歩3分で都内主要エリアから10〜20分でアクセスできる場所です。施設の広さは約1,200平方メートル・約365坪と日本最大規模です。内装も家具もおしゃれでセンスを感じますね。

 「Startup Base Camp」に入居できるのはサイバーエージェント・ベンチャーズが出資するベンチャー企業および提携先企業です。ここに入居できると同社からの手厚いバックアップを受けられます。また入居者向けの勉強会、相談会、ビジネスセミナー、イベント、交流会等もここのエントランスホールで開催されるので、ソフト面でのサービスも充実していますね。田島社長のメンタリングも受けられるそうです。

 ちなみに、ここの入居用の席の料金は1席あたり3万円/月で、今年の10月からは1席あたり4万円/月になります。

 サイバーエージェント・ベンチャーズのオフィスもここにあり、田島社長も日夜奮闘されています。

 田島社長、お忙しいところご案内ありがとうございました!たいへん勉強になりました!

▲中央がサイバーエージェント・ベンチャーズの田島聡一社長

学生起業家の登竜門で早稲田の学生が大活躍!

インキュベーションセンタースタッフです。気温の低い日が例年になく長く続いた東京近郊でも、やっと梅の花が開き始め、センター近くの神社はモノトーンの世界から急に鮮やかな舞台へと、景色が一変しつつあります。

さて、学生起業家のビジネスプランコンテストは、早稲田大学が実施している「早稲田大学ビジネスプランコンテスト」のほかにも、さまざまなものがあります。そのうちの一つ、独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)情報通信ベンチャー支援センターが行っている「起業家甲子園」に、第14回早稲田大学ビジネスプランコンテストで優勝した「Salonat(サロナ)」(白石真さん、霜田愛美さん)が出場しました。

サロナの発表

▲サロナの発表

全国の大学から選抜されたチームが、2012年3月6日(金)、東京・大手町の日経カンファレンスルームに集結。7分間の発表と、その後5分間の質疑応答を経て、審査が行われました。

審査の結果、Salonatは「ネットマイル賞」「クラウドワークス賞」「審査員特別賞」の3賞をトリプル受賞! おめでとうございます。なお、当日の詳細については、起業家甲子園でメンターをつとめた勝屋久氏のブログに記載されています。

受賞の喜びを示すメンバー

▲受賞の喜びを示すメンバー。後列はサイバーエージェント・ベンチャーズの田島聡一社長

Salonatは、現在インキュベーションコミュニティ会員として活動しています。現在開発が佳境に入っており、サービスローンチに向けてがんばっています。ティーザーサイト(http://beta-salonat.appspot.com/)もできあがり、いよいよ本格的に動き出しているところです。これからが期待できます。

「Salonat」サイト

▲「Salonat」サイト

シリコンバレー通信(2)

インキュベーションセンタースタッフです。シリコンバレー、サンタクララよりレポートをお届けします。

私はフリーウェイ280号線を北に向かい、サンフランシスコにあるグラッドストーン研究所を訪問しました。

フリーウェイの風景

▲フリーウェイの風景

サンフランシスコ市内に近づくと渋滞になります。時間どおりに到着するか心配になってきました。

渋滞につかまりました

▲渋滞につかまりました

無事にグラッドストーン研究所に着きました。研究所はカリフォルニア大学サンフランシスコ校にあります。

グラッドストーン研究所外観

▲グラッドストーン研究所外観

グラッドストーン研究所は心臓血管疾患、ウイルス学と免疫学(HIV、エイズ)、アルツハイマーの研究で世界的に有名です。

グラッドストーン研究所の中です

▲グラッドストーン研究所の中です

グラッドストーン研究所内にはiPS細胞を研究開発した山中伸弥教授(京都大学)の研究室があります。下の写真は研究所内のオープンラボです。

グラッドストーン研究所内のオープンラボ

▲グラッドストーン研究所内のオープンラボ

研究所の運営費と研究費の大部分は、個人や法人の寄付金で賄われているそうです。アメリカには大いなる寄付文化があるんですね。

シリコンバレー通信(1)

インキュベーションセンタースタッフです。私は今、シリコンバレーにいます。

シリコンバレーと言えばハイテクをイメージしますが、実は田舎です。

自然いっぱいのシリコンバレー

▲自然いっぱいのシリコンバレー

スタンフォード大学も雄大な北カリフォルニアの自然に囲まれています。下の写真は同大学のランドマークであるフーバータワーからの眺めですが、とっても風光明媚です。

タワーからの眺めは最高です

▲タワーからの眺めは最高です

またキャンパスにはハチドリや啄木鳥がそこら中にて、バードウオッチングも楽しめます。

鳥たちがあちこちでさえずっています

▲鳥たちがあちこちでさえずっています

シリコンバレーを含むベイエリアは1年のうち約8割が快晴で、写真のような「カリフォルニアの青い空」が目の前に広がります。とっても気持ちいいですね。

世界的な起業家、投資家、研究者がこの地を拠点しているのは、ハイテク産業の「聖地」ではありますが、何よりこの快適な気候と自然を気に入ったからかもしれません。

そうそう、Facebookの上場申請のせいで、シリコンバレーの住宅価格が上昇しているそうです。お金持ちが増えますからね。

オープンスペースに据え付け型プロジェクタと大型スクリーンを設置しました!

インキュベーションセンタースタッフです。このたび、オープンスペースに据え付け式のプロジェクタと、大型のスクリーンを設置しましたので、そのご案内です。

プロジェクタ

▲プロジェクタ。ケーブルが露出していますが、のちほど再工事を行う予定です

プロジェクタは天井据え付け型のもので、スイッチのオン/オフから画面の調整まで、リモコンで行います。なお、レンズは窓側(道路側)に向かっているので、利用の際には窓側のシェードを閉めていただくことになります。RGBケーブルがオープンスペースの玄関側にあるので、ここにPCを接続してご利用いただけます。

スクリーン

▲スクリーン。映り方が変ですが、もちろん調整は可能です

スクリーンは上側が固定された巻き取り式のもの。こちらは手動式になります。

まだすべての設定確認を済ませてはいないので、まずはスタッフにてテストを行っていきます。オープンスペースは単なる溜まり場だけではなく、商品説明会やセミナーなどさまざまなイベントに利用していきますので、その際に多用に活用できると思います。利用をご希望の場合は、スタッフまでお申し出ください。

今回の工事にあたり、オープンスペースの利用を一時中止とさせていただきました。ご協力、ありがとうございました。

活動盛んな会員ベンチャー!(8)「株式会社インテリジェント・シープ」

インキュベーションセンタースタッフです。今回は、「マーケットの本質を探究し続ける」を企業理念として情報科学技術を用いた金融マーケット分析事業を行う、株式会社インテリジェント・シープをご紹介します。

早稲田大学で情報工学を専攻した浅野千尋氏が設立したベンチャー企業。刻々と変化する金融市場を見据えつつ、的確な投資を行うための市場分析に取り組みます。綿密なシステム構築と検証を基に、投資家がリターンを期待できるための方策を提示していきます。


■COMPANY PROFILE■

株式会社インテリジェント・シープ

代表取締役:浅野 千尋

(早稲田大学大学院理工学研究科情報ネットワーク専攻 2008年修了)

URL:http://www.intelligent-sheep.co.jp/