プランを説明するときに必要なポイントとは 〜2011年度第8回入居者交流会レポート〜

インキュベーションセンタースタッフです。いよいよ年の瀬が押し迫り、日本中を寒波が覆う日が続いています。早稲田大学のある東京はよく晴れる日が多いのですが、冷たい北風とともにカラカラ空気に囲まれています。電車の中でも咳こむ人が多いようですが、体調管理には気をつけたいものです。忘年会続きで風邪を引いた、なんてことはないように。

さて、さる12月16日(金)、2011年度第8回となるインキュベーションセンター入居者交流会を開催しましたので、そのレポートをお送りします。今回のセミナーでは「説得力のあるプレゼンテーション 〜前準備の法則〜」というテーマで、アクセンチュア株式会社のコンサルタント、清水大地氏に講演を行っていただきました。

事業を行う際には、事業計画を投資家に説明したり、自らの商品(製品やサービス)をクライアントに説明したりすることになります。お金を集めたり、買ってもらったりするわけですから、そこでアピールと説明を適切に行い、機会損失を防ぐ必要があるわけです。そのためには、ゴールを適切に設定し、そこにいたる道のりを明確化することが求められます。そういった方法論を整理したうえでの解説が行われたのち、参加者からの質問とそれに対する回答もあり、会場は熱気を帯びました。

清水氏による講演

▲清水氏による講演

続いてネットワーキングイベントが行われ、参加者同士の意見交換がなされ、約25名の参加がありました。12月7日には早稲田大学ビジネスプランコンテスト最終発表会があり、プレゼンテーション能力が問われていたこともあって、アピールにはどのような手法が必要なのか、参加者は熱心に意見交換を行っていました。

ネットワーキングイベント

▲ネットワーキングイベント

次回の交流会については、2011年1月27日(金)に開催する予定です(日程は変更になる可能性があります)。詳細が決まりしだい、あらためてご案内します。

なお、早稲田大学インキュベーション推進室事務所は、年内は12月28日(水)まで業務を行います。12月29日(木)から1月5日(木)までは休業となり、インキュベーションセンターも閉館となります(個室オフィスは通常どおりご利用いただけます)。年明けは1月6日(金)からの業務となります。

本日の更新が、年内最終となります。どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。

優秀者の今後に乞うご期待! ビジネスプランコンテスト最終発表会レポート(5)

これまで、さる12月7日に行われた第14回早稲田大学ビジネスプランコンテストのレポートをお送りしてきましたが、今回が最終回となります。

書類応募から二回にわたる審査、そしてメンターのアドバイスを受けてのプランのブラッシュアップという作業を経て、最終発表会まで残った4チーム。上位進出をたたえるとともに、今後に向けての期待などを込めて、審査員代表をつとめたウエルインベストメント株式会社の瀧口匡社長が、最終発表会後に学生と面談を行いました。

最後まで残った4者

▲最後まで残った4者。真ん中はウエルインベストメント瀧口社長

今回のコンテストについてコメントを述べ、学生からの質問を受け付けたのち、瀧口社長は各学生と個別に面談。個々のプランについての感想、プレゼンを受けて思ったこと、そして今後に向けてのメッセージをそれぞれ語りました。

これからが勝負です!と握手

▲これからが勝負です!と握手

さまざまなコメントがありましたが、やはり「二十歳そこそこという若い学生だからこそできる、発想と行動力をもとにがんばってほしい。四十代、五十代になると、実施した場合のリスクを考慮して二の足を踏むことになる」という点が大きなポイントでしょう。四十路に入るスタッフも、脇でうんうんと頷いてしまいました。

今回最終発表に残った4者のうち、1者はすでにオフィスに入居、1者はコミュニティ会員に入会、1者がコミュニティ入会の意向を示しています。プランをプランのままにせず、それを実行しようという意欲の高さも、今回行われたコンテストで特筆すべき点でしょう。われわれスタッフも、彼らが大きく伸びていけるよう、サポートしていきたいと思います。

いよいよ優勝者発表! ビジネスプランコンテスト最終発表会レポート(4)

大隈講堂で行われた早稲田大学ビジネスプランコンテストで、緊張しながらも壇上で自分(たち)の考えを語った4チーム。彼らの発表を見届けたうえで、5名の審査員が別室に移動。前回の更新でご案内した、株式会社ユーザーローカル代表取締役社長 伊藤将雄氏による基調講演の間に協議を行いました。

協議した結果がまとまると、審査員は再び客席に戻ります。伊藤氏の講演が終了すると、これと入れ替わる形で、審査員を代表して、ウエルインベストメント株式会社代表取締役社長 瀧口匡氏が登壇しました。

瀧口匡社長

▲審査員を代表して、瀧口匡氏が登壇

瀧口社長は、今回のビジネスプランコンテストについて「例年に比べてレベルが高い」と語り、審査員の議論も熱を帯びていたとコメント。これに続き、ほかの各審査員も、それぞれコメントを行いました。

さて、そんななかで、優勝を勝ち得たのは…

「サロナ(Salonat)」を発表した、社会科学部の白石真さん、田中浩司さんのチームでした!

優勝した白石さんと田中さん

▲優勝し、瀧口さんと並ぶ白石さん(右)と田中さん(左)

成功する条件とは、失敗する原因とは ビジネスプランコンテスト最終発表会レポート(3)

インキュベーションセンタースタッフです。7日に開催された早稲田大学ビジネスプランコンテストでは、4組のプラン発表ののち、基調講演に入りました。講演を行ったのは、早稲田大学インキュベーションセンター入居企業でもある、株式会社ユーザーローカル 代表取締役社長の伊藤将雄氏(政治経済学部卒業、大学院国際情報研究科修士課程修了)。「起業家を目指す学生へのアドバイス」と題して、今回のコンテストに応募してきた学生に取って必要な、あるいは有用な視点について語っていただきました。

基調講演の光景

▲基調講演の光景

基調講演の中で、伊藤氏は自分のプロフィールと現在の事業について説明したのち、学生の立場で起業を考えた場合に注意するポイントを語りました。

  • 「仕事を続けるうえで必要なものは何か、とよく聞かれるが、まずはお金がないと始まらない。二番目に必要なものは仲間だが、あまり多いとよくない。それ以外のものは、お客さんさえいれば何とかなるもの」
  • 「就職してから起業するか、学生のうちから起業するかは一長一短。特に、B to Cであればそう違いがあるものでもない」
  • 「失敗する場合の最大の原因は、気力や体力の分散。学生の間は、いろいろなことに食指が動くのが是とされやすいが、これはマイナスに作用する。ビジネスプランやアイデアは単純なほうがよい」
  • 「集中力を阻害する要因に引きずられないように注意する。周囲の声や自分の好奇心が、注意を削ぐことになる」
  • 「ひとつのことに集中して取り組む、それが大事」

そして最後に、

  • 「メンバーの力を、並列ではなく、直列でつなげ!」

伊藤社長

▲講演を行った伊藤将雄・株式会社ユーザーローカル代表取締役社長

基調講演終了後、いよいよ発表となります。最優秀者の誉れは、どのチームに与えられたのでしょうか。

思いの丈をマイクにのせて ビジネスプランコンテスト最終発表会レポート(2)

インキュベーションセンタースタッフです。早稲田大学ビジネスプランコンテストでは、最終発表に残った4組のプランが発表されました。それぞれの持ち時間は30分で、このうちプレゼンテーションは20分とし、残りの時間は審査員による質疑応答となります。外部のお客さんが集まる前での発表とあって、大なり小なり緊張の色がうかがえました。

エントリーNo.1

▲1番目、「エーテル」を発表した礒辺洋平さん

先頭に立ったのは、好きなカレンダーをフォローして自分のカレンダーと同期できるサービス「Droppy」の企画、開発、運営に取り組む、礒辺洋平さん(政治経済学部5年)。

エントリーNo.2

▲2番目、「CONNECT」を発表した鵜飼一生さん

2番目は、イラストレーターやデザイナーのためのソーシャルリクルーティングサービス「CONNECT」の開発を提案した、鵜飼一生さん(大学院公共経営研究科修士課程1年)。

エントリーNo.3

▲3番目、「Lifelong Education Platform」を発表した小林芽依さん(左)

3番目は、高齢者向けの講座・教育提供サイト、および高齢者用SNSの運営を行う「Lifelong Education Platform」を打ち出した、小林芽依さん(先進理工学部電気・情報生命工学科2年)。高山俊樹さん(同4年)と共同で発表しました。

エントリーNo.4

▲4番目、「サロナ(Salonat)」を発表した白石真さん(左)

トリをつとめたのは、美容室業界の情報をWebサービスを通じて広げることを提案する「サロナ(Salonat)」を掲げた、白石真さん(社会科学部5年)。田中浩司さん(同5年)。

4者の発表ののちに基調講演が行われ、審査員はその間に場所を移動し、審査を行いました。その結果は……また、のちほど。

むんむんたる熱気が巻き上がりました! ビジネスプランコンテスト最終発表会レポート(1)

インキュベーションセンタースタッフです。これまで数度にわたってご案内してきた早稲田大学ビジネスプランコンテストの最終発表会が、12月7日(水)、大隈小講堂にて行われましたので、そのレポートをお送りします。プログラムには多くの内容を盛り込んでいたため、今回のレポートは数回に分けてお届けします。

早稲田大学ビジネスプランコンテスト会場入口

▲早稲田大学ビジネスプランコンテスト会場入口。コンテストのポスターが目を引きます

冒頭では、鵜飼信一 インキュベーション推進室長(商学学術院教授)が挨拶に立ちました。奇しくもこの12月7日は、早稲田大学のインキュベーション施設出身企業である株式会社リブセンスが東証マザーズに上場、代表の村上太一氏が最年少の公開会社社長として国内最年少の記録を更新した日ということもあり、本日の発表への期待を語りました。

鵜飼室長による挨拶

▲鵜飼室長による挨拶

続いて、これまでの三回にわたる審査をクリアし、またメンターによる指導を受けてきた4組のビジネスプランが発表されました。持ち時間はそれぞれ30分で、このうちプレゼンテーションに当てられる時間は最大20分。スクリーンに投影されたPowerPointのスライドを表示しつつ、それぞれの発表者が観客席に向かってアピール。学外の方も含め、多くの観客が見守る中での発表とあって、発表する学生には大なり小なり緊張の色が見られましたが、いずれのチームも熱心さが強く感じられました。

発表風景

▲発表者はそれぞれ熱心に説明しています(スクリーンの表示は消してあります)

発表のあと、審査員による質疑応答の時間が設けられました。審査員からは、発表された内容に対する質問のほか、ビジネスプランの改善に関する指摘、アピールポイントの明確化に対する指摘などもありました。学生がビジネスを立ち上げるさまを数多く見ており、しかしキャリアも立場もまちまちな5人の審査員からは、バリエーションに富んだコメントが寄せられました。このメントを聞いているだけでも、いい勉強になったと思います。

審査員

▲審査員からは、発表者の説明に質問や助言が

この発表ののち、基調講演の時間を用いて最終審査が行われました。基調講演の内容や審査結果については、次回以降の更新でお伝えします。

ビジネスプランコンテスト最終発表会は、いよいよ明日開催です!

これまで数度にわたってご案内してきた早稲田大学ビジネスプランコンテストも、二次審査が終了し、4者に絞り込まれました。あとはいよいよ、明7日に行われる最終発表会を残すのみとなっています。

今回残った4つのプランは、いずれもインキュベーション推進室のコンサルタントのアドバイスを受けつつ、ブラッシュアップを行ってきたもの。光る技術をもっているもの、魅力的な説明が説得力をうんでいるものなど、さまざまなプランが出そろいました。

4つのプランが発表されたのち、インキュベーションセンター入居企業である、株式会社ユーザーローカル代表取締役社長 伊藤将雄氏による基調講演「起業家を目指す学生へのアドバイス」があります。学部学生時代に起業し、現在もベンチャー企業の経営者として腕を振るう“先輩起業家”の講演は、参加者にもよい刺激となるでしょう。

この講演の間に、審査員5名による審査が行われます。審査員はいずれも学外の有識者で、さまざまな角度からの評価を踏まえて、最優秀者が選ばれることになります。

どのプランが、最後に選ばれるのでしょうか。

あの大ヒット映画の3D化を手がけました! クオリティ エクスペリエンス デザイン

インキュベーションセンタースタッフです。インキュベーションセンターに入居して事業活動を行っているベンチャー企業のなかで、最近もっともホットな注目を浴びているのが、株式会社クオリティ エクスペリエンス デザイン(以下、QXD)です。

QXDは、2011年11月26日より全国東宝系ロードショー 3D&2D同時公開の『映画 怪物くん』の3Dディレクションと制作を担当。本作品では、プリプロダクションの段階から関わり、撮影、編集と全行程に参加し、3Dのディレクションを行いました。

この『映画 怪物くん』では、ディレクションと制作の終了後も、テレビ番組の取材を受けました。日本テレビ「news every.」×「映画 怪物くん」5日間連続スペシャルコラボ企画のなかで、「映画 怪物くん」の3Dを担当した企業として取り上げられ、創業者である河合隆史取締役(理工学術院教授)がQXDの紹介を行いました。

また、12月10日放送予定の「news every. 特別版「大野智が行く”怪物くん社会科見学”」の中でも、QXDが紹介されます(詳しいOA情報については、「映画 怪物くん」オフィシャルページをご覧ください)。

これだけでも事業の活発さがうかがえますが、QXDの事業は、3D映像の制作だけではありません。この12月7日には、株式会社レッツ・コーポレーションと共同開発した3D映像チェッカー「DepthChecker(デプスチェッカー)」を発売。制作現場やコンテンツ供給サイドから、3D映像の品質向上を実現するための事業も行っています。

あたらしい“エクスペリエンス”を用意していくれるQXDの今後に、ますます期待が持てます。