入居企業が出展する3D展示会に行ってきました

早稲田大学インキュベーション推進室 シニアコンサルタント 工藤です。

18日(木)のブログにも紹介がありましたが、早稲田大学インキュベーションセンター入居企業である株式会社クオリティエクスペリエンスデザインCONTENT EXPO国際 3D Fair 2011 in TOKYOに出展しましたので、10月21日(金)にお台場の科学未来館まで行ってきました。

会場に入ると目を奪われるのが、巨大スクリーンに映った3D映像!。。。しかしこれはQXDさんではなくソニーさんでしたw 浜崎あゆみさんのライブ映像、沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館、ファイナルファンタジーXIIIなどが画面いっぱいに広がり、注目を集めていました。やはり画面が巨大だと飛び出しも大きく迫力があります。他社さんの取組ではありますが、3D全体が活性化するのはいいことですのでお互い頑張りましょう!

さて、QXDさんのブースです。

QXDさんのブース

▲QXDさんのブース

QXDさんは3D業界のリーディングカンパニーだけあって、単純な3D映像の紹介ではなく、3Dの先端テクノロジーを使った意欲的な取組を紹介されています。左手に見えるのが、ムーミンの3Dで、こちらは専用メガネがなくても3Dに見えるように設計されています。さらに、3D映像の特徴でもある「ズレ」を、画像の輪郭は抑えて内部のみにすることで、視覚的に違和感をなくす技術も紹介されていました。個人的に応援したいのが、3D映像の評価技術です。これは、視聴者の目の疲れや酔いなどを極力抑えて立体感を出すためには、どのように映像を作って行ったらよいかという事に役立つ技術です。今後は単に立体映像を作るのではなく、こうした補完技術の重要性が高まっていくと考えています。

QXDの太田社長

▲QXDの太田社長

会場は、通常の展示会と異なり、中高生や若い人が多かったのがとても印象的でした。3D業界の成長を、QXDさんの発展を確信するイベントでした。

犬のつぶやきが広告とタイアップ 〜会員ベンチャー提供サービスがキャンペーン広告に採用〜

インキュベーションセンタースタッフです。インキュベーションコミュニティ会員企業であるファーピース株式会社は、“あなたと愛犬のミニブログ furpeace”を提供しています。ひともすなるつぶやきといふものを、わんこもしてみむとてするなり、といったもの。このファーピースが2011年10月13日に新しい広告サービス「遠吠えシステム」をリリースし、また愛犬用サプリ販売に関するキャンペーン広告に採用されたので、ご紹介します。

「遠吠えシステム」では、広告主によるつぶやきが、furpeaceの利用ユーザーが閲覧するWeb上の画面最上部に一定時間表示されるほか、広告主のアカウントにアバターを設定できることから、広告主とユーザーがシームレスにコミュニケーションを取ることができます。また、furpeaceトップページ右側には、利用ユーザーのつぶやきの中で多く出てくることばを「人気キーワード」として表示していますが、広告主が設定した商品をここに1つ入れることが可能。また、利用ユーザーや広告主のつぶやきは、「Twitter」や「facebook」へ連動して投稿することもできます。



「遠吠えシステム」のイメージ

▲「遠吠えシステム」のイメージ

この「遠吠えシステム」の第一号として、株式会社ディーエイチシー(以下、DHC)による愛犬用健康食品「きびきび散歩」を販売プロモーション広告に採用されました。furpeaceのトップページを見ると、なるほど、DHCによるつぶやきが目に入ります。広告であることは明示的にわかりますが、一般の利用ユーザーとの間でフォローを重ねることもできます。広告部分をセパレートおよび除外させてしまう従来手法とは異なる点が、ユニークな方法といえるでしょう。

ビジネスプランコンテストの一次審査が終了しました

これまで数回にわたってご案内してきた「第14回早稲田大学ビジネスプランコンテスト」、いよいよ応募が締切となりました。総勢21者からの応募があり、これに対して事務局がまず書類の記載事項をチェックします。応募資格があると認められれば、いよいよコンテスト担当者が具体的にプレゼン資料を読み込み、そして応募者と直接面談してヒアリングを行います。これが一次審査になります。

応募者から提出された書類の見せ方はさまざま。プランの新規性をアピールしたり、さまざまな角度から実現可能性を検討したり、新規市場の開拓により社会にイノベーションをもたらすといったストーリーを訴えたりと、プレゼンテーションのパターンもいろいろです。これらに対して担当者が質疑応答を行い、その結果を基にして担当者相互で評価と議論を重ねます。この評価と議論がなかなかにたいへんな作業で、事務所の中で口角泡を飛ばすような光景が見られることもあります。なるべくセンター内の利用者が少ないタイミングを見計らって作業を行っていますが、事務所に声をかけようとしたら真剣な議論の真っ最中……なんてことがあったとしたら、ごめんなさい。

一次審査は19日(水)までで基本的に終了し、現在最終確認を行っています。今週中には結果通知と、一次審査通過者への通知を行います。一次審査通過者には、専属のメンターがマンツーマンで指導にあたり、ビジネスプランをブラッシュアップしていきます。無料でトレーニングを受けられるという稀有な機会を、ぜひとも活用してほしいと思います。

残念ながら一次審査を通過できなかった応募者でも、インキュベーションコミュニティの会員として入会していただければ、自分の考えたビジネスプランに何が足りなかったのか、そしてどうすれば起業成功につながるかが、きっとわかるはず。あるいは、ほかのコンテストにチャレンジしてみるのもよし。考えに考えたビジネスプラン、その場限りにせず、しっかりと温め、育ててほしいと思います。

入居ベンチャー「QXD」が展示会に出展します

早稲田大学インキュベーションセンターに入居しているベンチャー企業「クオリティ エクスペリエンス デザイン(QXD)」が、展示会「国際3DFair2011」に出展します。

「国際3DFair2011」は、3D(立体視)コンテンツによる新たな産業・文化の創出と豊かなライフスタイルの実現を目指して、多用な切り口からその可能性を展望する国際イベント(公式サイトの説明より)。QXDの創業者であり、早稲田大学理工学術院教授である河合隆史氏が同展示会の実行委員長を務めます。

会場は、お台場に位置する日本科学未来館。QXDのブース展示だけでなく、さまざまな興味深い講演や展示が行われます。飽きることなく3Dの“未来図”に浸ることができそう。インキュベーションセンタースタッフも期待しています。

チャレンジする機会はたくさんあります! インキュベーションセンターにはお宝情報がたくさん

インキュベーションセンタースタッフです。朝晩を中心にぐっと涼しくなり、秋の日はつるべ落としとばかりに日が短くなるのを実感する毎日であります。

さて、昨日の更新で「2011キャンパスベンチャーグランプリ」の紹介をしましたが、ビジネスプランを募集しているコンテストは、まだまだたくさんあります。ところが、そういった情報も、主催者がそれぞれ公開しているため、ビジネスアイデアを考えている人のもとにはなかなか届かないことが多いようです。

しかし、ご安心ください。インキュベーションセンターでは、いろいろなところで募集しているコンテストの情報を、随時ご案内しています。インキュベーションセンターには、応募のチラシを常時掲示していますので、まずは一枚手に取ってチェックしつつ、自分のアイデアを磨けそうか、受け入れてくれそうかと考えてみてはいかがでしょうか。

さまざまな機関がコンテストを実施しています

▲さまざまな機関がコンテストを実施しています

現在審査を行っている「早稲田大学ビジネスプランコンテスト」は、早稲田大学の学生(学部学生、大学院生、ポストドクター)のみを対象とする一方で、一次審査通過者に対してメンター(指導者)がマンツーマンでブラッシュアップの指導を行うという、いわば教育面に力点を置いたコンテストになっています。しかし、ほかのコンテストでは、求められる視線やポイントがまた異なることもあるでしょう。そういった“異なる視線”で自分のアイデアを見つめ直すことができるというのは、事業を進めるにあたっての大きなチャンス。逃す手はありません。

コンテスト情報にかぎらず、インキュベーションセンターには、起業を考える人にとってのお宝情報がたくさんあります。また、自分のプランを基に真剣に事業を始めたいという方には、インキュベーション推進室のメンバーがお役に立ちます。インキュベーションコミュニティ会員になれば、無料の経営相談も可能。あわせてご検討ください。

学外でも“武者修行”をしよう! 〜ビジネスプランコンテストのご紹介〜

インキュベーションセンタースタッフです。空の色も香りもすっかり秋色に染まり、授業が始まった学内も賑やかになってきました。現在、センターでは「早稲田大学ビジネスプランコンテスト」の審査作業などでスタッフとコンサルタントが汗を流していますが、ビジネスプランを磨く機会は、なにも早稲田大学の学内にとどまるものではありません。

9月1日の本欄でも取り上げましたが、早稲田大学インキュベーション推進室で学生のみなさんにお勧めしているのが、日本全国の学生が応募するビジネスプランコンテスト「2011キャンパスベンチャーグランプリ」への応募です。

キャンパスベンチャーグランプリ公式Webサイト

▲キャンパスベンチャーグランプリ公式Webサイト

今年度で第8回となるキャンパスベンチャーグランプリ(以下、CVG)では、日本を7つの地域に分け、それぞれの地域で地区大会を開催します。早稲田大学の学生が対象となるCVG東京大会では、大賞を受賞すると賞金100万円が授与されます。

また、上位入賞者はCVG全国大会に進み、ここでテクノロジー部門大賞(文部科学大臣賞)、ビジネス部門大賞(経済産業大臣賞)を受賞すると別途賞金25万円が授与されます(全国大会は昨年度の場合)。もちろん、大賞受賞ともなれば、事業展開で提携を希望する企業からの申し出が増えたり、出資や融資の申し出が起きたりするなど、実際にビジネスを展開するうえで多くのメリットもあります。

なお、これまで早稲田大学の学生による応募も盛んで、第7回では大学院環境・エネルギー研究科博士課程の胡浩氏(有限会社早稲田国際環境代表取締役:コミュニティ会員)が、第6回では教育学部数学専修の山本圭太氏(株式会社携帯スタディ王国代表取締役:入居企業)が、それぞれ全国大会でビジネス部門大賞(経済産業大臣賞)を受賞しています(所属はいずれも当時)。

東京エリアの応募締切は、10月31日に迫ってきました。書類審査、プレゼンテーションおよびヒアリングを経て、結果発表と表彰式という流れになります。早稲田大学ビジネスプランコンテスト(応募締切済)に応募した方、応募を検討した方は、こちらのグランプリにも並行して応募してみてはいかがでしょうか。

案内パンフレットは、インキュベーションセンターでも配布しています。ノーリスクで創業資金を獲得でき、また知名度を上げることができるチャンス。逃す手はないですよ。

ガレージからスタートして世界を変えた天才起業家、死去

インキュベーションセンタースタッフです。米国アップル社は2011年10月5日(現地日)、共同創業者であり8月まで同社CEOを務めていたスティーブ・ジョブズ(敬称略。以下同じ)が56歳で亡くなったと報じました。

ジョブズは、学生時代にヒューレット・パッカード(HP)でインターンシップで働いていたときに知り合ったスティーブ・ウォズニアックと意気投合してコンピュータ開発に乗り出します。大学に進んだものの、そこで学業に励むよりも自ら事業を行うほうに力を割きたいとして中退。ゲーム会社のアタリ社などで開発を進めてHPに売り込んだりするもののうまくいかなかったことから、ウォズニアックと2人で個人的にコンピュータ「Apple Comupter I」を作り上げ、1976年6月に販売開始。1977年1月には、外部企業家を含めた3人でアップルコンピュータを法人化、6月にはカラーディスプレイを備えた「Apple II」が爆発的ヒット。早くも1980年にはIPOを果たし、莫大な創業者利益を手にしています。

アップル社でのジョブズは、基板上の回路の細部にまでこだわって指示を出したり、フロッピーディスクドライブのイジェクト(取り出し)ボタンを嫌いソフト制御するように指示したりなど、自分が理想とするシンプルで美しいコンピュータを目指して製品開発を進めます。しかし、マーケティングの失敗などによりアップル社の経営が悪化し、1985年、ジョブズはアップル社役員を事実上解任されます。時をほぼ同じくして盟友のウォズニアックもアップルを去っており、ここでアップルの最初の時代が幕を閉じたといえます。

アップルを去ったのちは、ワークステーションを製造販売するネクスト社の経営に乗り出します。ジョブズはネクスト社でもスマートな技術の導入にこだわりを見せるものの、高コスト化による販売不振もあってネクスト社はソフトウェア開発専業に転じます。ここで開発されたOS「NEXTSTEP」が非常に高い評価を受け、OSの開発で頭打ちになっていたアップル社はネクスト社を買収、ジョブズはアップル社に復帰することとなります。

アップルに戻ってからのジョブズは、マイクロソフト社からの資金や製品の提供も受け、既存プロジェクトの大幅な見直しと新サービスの導入を行い、経営の立て直しに成功。再建の目処が立つと、コンピュータ業界にとどまらない市場の大変革を巻き起こす、新たな製品やサービスを次々と提供していきました。ここで書ける程度の範囲でも、スタイリッシュなPC「iMac」、音楽配信サービス「iTunes」およびそれと連動させた携帯音楽プレーヤー「iPod」、そしてスマートフォンの代名詞ともなった「iPhone」…。

アップル社本社

▲アップル社本社は「Apple Campus」という名前で呼ばれます

部下に対して非常に高い目標を求め、すぐれた成果を出した者に対して最大級の賞賛を与える。その一方で、自分の要求を満たすことのできない者に対しては、容赦なく切り捨てることをいとわない。また、自分の納得がいく製品のみを市場に出すことによって、ユーザーに対して非常に高い顧客満足を提供し、「アップル信者」と呼ばれる層を形成する。その一方で、判断が急に変わることも珍しくなく、その理由は「今はそれが正しいことを自分が知っている」というのみで、部下が慌てて駆け巡ることになる。このように、評価についてはさまざまな面があり、これらはいずれも少なからず正しいものなのでしょうが、創造力とカリスマ性を兼ね備えた希有な経営者であったことについては、誰も異論を挟むことはできないでしょう。ラリー・エリソン(オラクル社CEO)やビル・ゲイツ(マイクロソフト社会長)といった創業経営者とも個人的な親交が深く、ライバル企業の間にもその魅力が伝わっていたという点も、特筆すべきものです。

不世出の天才が逝くには、あまりにも早かったといわざるを得ないでしょう。Macユーザーであろうとなかろうと、まだまだジョブズ発のイノベーションに期待していた人は多かったはずですから。しかし、彼にこだわるのは、ジョブズの求めていることではなかっただろう、と考えるのが正しいのでしょう。

ただ思うことは、第二、第三のジョブズが出てほしいということ。そして、それが早稲田大学からであれば、これほどうれしいことはありません。

スマートな税務処理のポイントは 〜2011年度第5回入居者交流会レポート〜

インキュベーションセンタースタッフです。9月30日(金)、2011年度第5回となるインキュベーションセンター入居者交流会を開催しましたので、そのレポートをお送りします。今回のセミナーでは税務をテーマとし、インキュベーション推進室にてシニアコンサルタントを務める、公認会計士および税理士である矢澤俊弘氏に講演を行っていただきました。

事業を行ううえでは、税務上の手続が不可欠です。しかし、この処理を怠ってしまうと、本来であれば払わなくてもよい税金を払うはめになったり、金額が増えてしまったりすることがあります。ところが、開発や営業に取り組んでいるベンチャー企業では、こういった方面に気を回す余裕がなく、結局不利な状況になってしまうケースが少なくありません。

今回のセミナーでは、税理士としての活動だけでなく、入居者やコミュニティ会員に対して経営指導を行っているコンサルタントとして実際にみてきた豊富な事例をもとに、「やってはいけない」「押さえておきたい」ポイントを示していました。どのような分野でも避けて通れないテーマだけに、参加者は熱心に聞き入っていました。

矢澤氏による講演

▲矢澤氏による講演

続いてネットワーキングイベントが行われ、参加者同士の意見交換がなされ、約30名の参加がありました。税制の先行きそのものも不透明なだけに、どのような処理をすればよいのかと思う経営者が多いこともあって、熱心に意見交換を行っていました。

ネットワーキングイベント

▲ネットワーキングイベント

次回の交流会については、のちほどあらためてご案内します。