栄冠は君に輝く 〜優勝者にトロフィーが授与されました〜

インキュベーションセンタースタッフです。ついに8月も終わりになってしまいますが、秋風をまったく実感できず、相も変わらず暴力的なお日様に起こされる毎日です。

タイトルをみて「今年の高校野球優勝校と何か関係あるの?」と思った方もいるでしょうが、甲子園とはまったく関係ありません。早稲田大学には起業に関する講座がいろいろありますが、人気が高いものに、大和証券グループの寄附講座「ベンチャー起業家養成基礎講座」があります。受講する学生にはビジネスプランを発表してもらい、その内容を審査して、優秀者を発表します。7月27日の記事で表彰式の様子をご紹介しましたが、このたび、優勝者にトロフィーが授与されました。表彰式からずいぶん時間がたっていますが、これは単に文字入れに時間がかかってしまったというだけで、深い理由はありません。

▲講師の耒本一茂先生よりトロフィーを授与

優勝した奥田淳太さん(政治経済学部)は“入院患者向け配達レンタルサービス”というビジネスプランを提案し、審査員から高い評価を受けました。「ベンチャー起業家養成基礎講座」で講師を務めた耒本一茂氏から、優勝した奥田さんに手渡されたのは、名入りのトロフィー。数多くの受講生のなかから優勝した奥田さんは「早稲田大学ビジネスプランコンテストにもチャレンジします!」と語り、将来的には起業も視野に入れて活動していくとのこと。今回の結果に満足することなく、さらに前を見据えていました。

▲優勝した奥田さん、トロフィーを手に

次にトロフィーを手にするのは、誰でしょうか? いまから楽しみです。

こんなビジネス、できるんじゃないかな? 〜ビジネスプランコンテストのご紹介〜

インキュベーションセンタースタッフです。出勤すると、まず最初にインキュベーションセンターで購読している日経新聞に目を通しているのですが、特に経済面を開くたびに気が重くなるような気もする最近です。

インキュベーションセンターでは、早稲田大学発ベンチャー支援の一環として、さまざまな機関で行われているビジネスプランコンテストを紹介しています。今回は、そのなかから3つを取り上げたいと思います。

1つめは、日本最大手Web広告代理店のサイバーエージェントが行う「STARTUPS(スタートアップス)2010」(主催:サイバーエージェント・インベストメント)。新しいインターネットサービスを創りたいという意思を持つエンジニアとクリエイターを対象とし、最大1億円の出資、事業運営資金の提供を行うものです。学生や研究者に限定されたものではありませんが、現在ホットな注目を浴びているソーシャルアプリやスマートフォン、クラウドコンピューティングなどで革新的なサービス展開をしたいと考えているかたは、ぜひチャレンジしてください。期日がせまっているので、応募はお早めに。詳細は、STARTUPS2010Webサイトにてご確認ください。

▲STARTUPS2010Webサイト

2つめは、製造業を中心とした産業経済紙である日刊工業新聞が行う「キャンパスベンチャーグランプリ東京」(主催:キャンパスベンチャーグランプリ東京実行委員会 共催:りそな銀行、日刊工業新聞社)。関東地方の大学(大学院を含む)、高専、短大、専門学校に在籍する学生を対象としたビジネスプランコンテストで、大賞は賞金100万円。東京大会の優秀者は、さらに全国大会があり、ここで最優秀とされると文部科学大臣賞ないし経済産業大臣賞が授与されます。昨年度は、インキュベーションセンター入居企業「携帯スタディ王国」を経営する、早稲田大学教育学部学生(当時)の山本圭太さんが、東京大会で優勝、全国大会で経済産業大臣賞を受賞しました。こちらは応募期間が9月1日(水)〜10月31日(木)となっています。詳細は、キャンパスベンチャーグランプリWebサイトにてご確認ください。

▲キャンパスベンチャーグランプリWebサイト

3つめは、早稲田大学の学生および研究者を対象として行う「第13回早稲田大学ビジネスプランコンテスト」。8月3日の本欄でもご紹介したので詳細はWebサイトに譲りますが、応募締切は9月30日(木)なので、我こそはと思う方は、そろそろ準備にかかりましょう。

▲早稲田大学ビジネスプランコンテスト

自分で考えているだけでは、なかなかうまくいくものではありません。しかし、力の能うかぎり考えなければ、よい考えは出てきません。徹底的に考え、そして人と議論するという姿勢を、インキュベーションセンターは応援します!

彼を知り己を知れば百戦殆からず 第5回交流会実施レポート

インキュベーションセンタースタッフです。日中の暑さは相変わらずですが、真夜中になると秋の虫が啼くのが耳に入り、処暑を過ぎたことを実感します。もっとも、夜に暑くて目が覚めてしまう状況なので、秋はまだまだ先というべきかもしれませんが。

さて、入居者およびコミュニティ会員を主な対象とした第5回の交流会を、8月20日(金)に開催しましたので、そのレポートをお送りします。 ※第4回交流会は、大和証券グループ寄附講座「ベンチャー起業家養成基礎講座」のビジネスプランコンテスト結果発表会(7月27日の記事を参照のこと)と合同で行いましたので、レポートは省略しました。

まず、インキュベーションセンターシニアコンサルタントの耒本一茂より「業界や技術調査のコツと競合との差別化のポイント」と題して、講演が行われました。耒本氏は、そもそも調査とは何かを説明したうえで、業界調査を活用して競合比較や市場動向を把握することが、事業をスタートさせ、また展開していくうえで重要だと説きました。シンクタンクである(株)大和総研にて業界調査を行っている耒本氏は、センターに入居している企業のみならず、これから起業しようとする学生などにも多くの助言をしています(5月13日の記事を参照のこと)。調査の具体例が提示されたほか、耒本氏がプライベートで不動産を購入した際のリサーチ体験談が織り交ぜられるなど、中身が濃くメリハリの利いたセミナーとなりました。

▲耒本一茂氏による講演

続いてネットワーキングイベントが行われ、アントレプレナー同士の意見交換が行われました。当日の参加者は約30名で、オフィススペース(個室)入居者やインキュベーションコミュニティ会員を中心に、日本政策金融公庫担当者、NTTコミュニケーションズの担当者、新宿区産業連携課の担当者など、さまざまの業種の方が一同に会しました。セミナーのテーマが業界調査だったこともあって、参加者相互のやり取りには、市場分析に関する話題が多くなされました。

▲ネットワーキングイベントでの意見交換

今回の交流会の際に行ったアンケートでも、いろいろと興味深いテーマ提案などがありました。ぜひとも次回以降の参考にさせていただきます。

あれこれ読みたい人、ぜひどうぞ! 〜“大江文庫”のご案内〜

インキュベーションセンタースタッフです。読書の秋、ということばとはほど遠いながら、日没も少しずつ早くなり、終業後に書物をひもとく機会が増えてまいりました。私の場合、ビジネス書だったり、小説だったり、詩集だったりと、中身はまちまちですが。

インキュベーションセンターには、ベンチャーや企業経営に関するさまざまな文献があります。センターそのものは研究施設ではないので、図書室のように研究者の論文をそろえているわけではありませんが、起業を考える人、起業に必要なものは何かを見極めたい人などに有用な書物を用意しています。

中でも、インキュベーション推進室長である大江建教授(商学学術院)の寄贈書は、センターに入ってすぐのところに並べてあり、気軽に手に取ることができます。ここにある書物は、センターの中で自由に読むことができます(持ち帰りはご遠慮ください)。入口すぐ脇にある新聞ともども、ぜひ活用ください。また、インキュベーションセンターは早稲田大学図書館からすぐ近くなので、そちらへ足を運ぶのもよいでしょう。

▲センター入口にある「大江文庫」

ビジネスを展開しようとする人は、すでにオトナのはず。でしたら、本の読みかたひとつとっても、まさに十人十色でしょう。しかし、読む本のジャンルが定型化してくると、発想の引出しもそれ以上は増えなくなってしまうものです。気分転換もかねて、いろいろな方面に手を伸ばしてみませんか?

熱中症対策をお忘れなく 〜残暑見舞いにかえて〜

インキュベーションセンタースタッフです。早稲田大学の一斉休業も明け、センターも本日より再稼働。それとともに、このインキュベーション通信も再スタートしました。

さて、気象庁が8月13日に発表した関東甲信地方の1か月予報によると、向こう1か月の平均気温は、平年よりも高くなる確率が70%とのこと。暦の上では秋といっても、この猛烈な暑さはまだまだ続きそうです。ニュースなどで毎日のように報じられていますが、熱中症にならないためには、暑さ対策が重要になります。

まずは、日中の外出を減らす、というのが第一。しかし、オフィスにこもってばかりでビジネスが滞りなく進むとはかぎりません。実際、ここインキュベーションセンターに到着したお客さんが汗だくで顔が真っ赤、ということも珍しくありません。インキュベーションセンターへの移動に都バスや都電を利用すれば、体への負担はかなり小さくなるので、「まずは地下鉄早稲田駅から歩く!」というだけではなく、別のルートもご検討ください。高田馬場のほか、新宿、飯田橋および九段下、春日および本郷三丁目からセンターへお越しの際は、都バスが便利です。

▲“動く日除け”を活用しましょう。高利便性ならICカード、高割引率なら回数券を

それでも、駅からの徒歩移動が必要なケースもあります。この場合は「短時間の移動だから…」と軽く考えず、水分と電解質をきちんと補給することが重要。具体的には、外出の際に「ポカリスエット」や「アクエリアス」などのスポーツドリンクを数回に分けて摂取しましょう。また、紫外線対策も兼ねて、つばのついた帽子やサングラスも有効です。なお、一般的にスポーツドリンクには糖分が多く含まれているので、室内でガブ飲みするのはよろしくありません。

▲熱中症対策は必須です。水だけでなく電解質の補給もお忘れなく

ところで、「仕事が終わったらビールがうまい!」と思われる方は多いでしょう。しかし、実は汗だくの状態でお酒を飲むのは考えものです。アルコールには利尿作用があり、ぐいぐい飲んでしまうと脱水症状まっしぐら、という可能性もあります。また、ペットボトルに入れた緑茶や缶コーヒーも、入っているカフェインの利尿作用により水分が欠乏しやすくなるため、避けたほうがよいとのこと。熱中症対策には「水と電解質を両方摂取する」ことが肝心です。

「よけいな記事を読んだせいで、一杯飲みたくなってきた」ですって? それは失礼しました。

夏真っ盛り! センターまわりの涼風スポット

インキュベーションセンタースタッフです。お天道様の威力たるやたいへんなもので、晴れた日には、エアコンの効いたオフィスから出るのがたいへんです。それでも風通しのよい日陰であればまだしも、日なたになると、頭上から降りそそぐ陽光はもちろん、地面のアスファルトからも照り返しという二段構え。会議などでほかの建物に移動するまでに汗びっしょりになってしまいます。

▲センター脇の道路、あまりの暑さに陽炎が揺らめいています。この坂を登った突き当たりが西早稲田交差点

こういう暑い日には、気分だけでも涼しくなりたいもの。このために気軽に立ち寄れるのが、センター脇の道路向かいにある水稲荷神社です。6月10日にご紹介した甘泉園公園のすぐ南側にあります。

水稲荷神社は、眼病および防火の神様として知られています。神社そのものはかなり古いものですが、水稲荷神社が現在の地につくられたのは1963年と、比較的最近のことです。それ以前はどこにあったかというと、なんと、早稲田キャンパスの中! かつて神社があった地点には、「富塚跡」と書かれた案内板が建っています。どこにあるかは……おっと、これ以上書いてしまうとつまんないですね。ぜひとも探してみてください。

▲水稲荷神社の入口。雨上がりなどは石段が滑りやすいのでお気を付けて

道路から石段をのぼり、砂利の敷き詰められた通路を通って、そこからさらに脇に入ると、神社の境内になります。本殿を取り囲むように、赤い幟がたくさんはためいているのが、お稲荷さんの証。水稲荷といえどもこの猛暑では干上がってしまうのか、手水鉢には竹を編んだふたがされていました。境内は決して広くはありませんが、ちょっとリフレッシュするにはなかなかよい空間でしょう。

▲水稲荷神社の本殿。稲荷名物の赤い幟がはためいています

鳥居の脇にある石柱はちょうど日陰になっており、そこにはネコがお昼寝中。カメラを近づけてパチパチやると、うるさそうにジト目で睨まれました。「せっかく気持ちよく寝てるんだから起こすな」ということなのか、「ココはオレ様のもんだ、渡さんよ」ということなのか。

▲ネコに近づいたら、睨まれてしまいました

江戸時代になると、町民の間で富士山に対する信仰が高まりますが、ホンモノの富士山にお参りするには標高が高い。いや違った、敷居が高い。なので、気軽にお参りできる“富士もどき”がたくさんつくられました。この地域でも「高田富士」と呼ばれるものがあり、富士講信仰の中心となっています。神社移転の際には「高田富士」も移転し、毎年夏になると“山開き”が行われます。残念ながら今年はもう終わってしまいましたが、参道周辺には、川柳を書いた短冊がたくさん並んでおり、昼休みにそれを眺めているのも楽しいものでした。

予備知識なしに行くと、単なるお稲荷さんにしか見えません。しかし、早稲田大学のキャンパスにはかつて神社があり、そこから移転してきたものだと思うと、見る目もずいぶん変わってきます。セミのコーラスを聴きがてら、足を向けてはいかがでしょうか?

なお、早稲田大学インキュベーションセンターは、8月7日(土)から16日(月)まで休業となり、事務所は閉室となります。これに伴って、ブログの次回更新も17日(火)からとなります。ご了承ください。

このアイデアに唸れ! 〜早稲田大学ビジネスプランコンテスト応募開始〜

インキュベーションセンタースタッフです。学生のみなさんはすでに夏休みに入ったこともあり、キャンパスやその周辺の人口密度がめっきり下がったような気がします。これだけ長い休みを取れる機会は、学生時代を逃せばなかなかありません。時間の使い方は十人十色、その間に考えることもいろいろあるでしょう。今のうちに、時間をたっぷり使えることの意味を、かみしめてほしいなと思います。

そうはいっても、ポッと空いた時間に「何をしよう…」となってしまう人もいるかもしれません。インキュベーションセンターから、そんな人のために、時間の使いかたをひとつ提案します。
インキュベーション推進室では「第13回ビジネスプランコンテスト」を開催します。早稲田大学に在籍している学生(学部学生、大学院生)および若手研究者(ポストドクター)を対象として、ビジネスプランを募集するもので、最優秀者には賞金25万円のほか、会社設立に伴う出資あっせんなどを行います。競争率高そう…と思った方も、ご安心を。二次審査通過者には、インキュベーションコミュニティの会員となる権利を6か月ぶん付与するので、インキュベーションセンターでさらに磨きをかけて起業することも可能です。

応募は、所定の用紙に記入のうえ、電子メールでお送りください。最終発表と最終審査は、大隈小講堂にて学内外から多数の来客がお越しのなか行われます。ちょっとしたアイデアが投資家の目にとまり、大きな飛躍のきっかけになるかもしれません。詳細は、ビジネスプランコンテストの専用Webページをご覧ください。

▲専用Webページ(画像から専用Webページにリンクしています)

このビジネスプランコンテストは、今年で13回を数える歴史あるもので、昨年度までは「早稲田ベンチャーフォーラム」という名称で開催しました。また、米国カウフマン財団が全世界で起業に関するプログラムを行う「Global Entrepreneurship Week 2010」の一環でもあります。

ふとした思いつきが、実は明日の日本を大きく変えるキッカケになるかもしれません。しかし、自分ひとりで考えを磨いていくには、限界があります。そこで、このイベントを通じて、ブラッシュアップのお手伝いをしていくというのが、インキュベーション推進室メンバーの役目です。応募締切は9月末なので、“なつやすみのしゅくだい”にはピッタリ! 学生や若手研究者のみなさん、どしどしご応募ください。