あしたを創るワセジョの集い 〜第7回早稲田大学女子学生起業家交流会レポート〜

インキュベーションセンタースタッフです。今回は、2010年6月25日(金)にインキュベーションセンターで開催された、「第7回女子学生起業家交流会」のレポートをお届けします。名前だけを見て、女性の学生起業家だけの集い? と思われた方、それはいささか早とちり。まず、「女子学生起業家交流会」について、簡単にご説明を。

高らかな夢を持った早稲田大学の女子学生が、企業や社会の第一線で活躍するにはどうすればよいか。女子学生起業家交流会とは、それに対する答えを探す、早稲田大学女子学生の集まりで、2007年10月に設立されました。参加対象は、起業に興味がある、または既に起業している早稲田大学女子学生(院生、卒業生も可)で、さまざまなベンチャー企業が集まるインキュベーションセンターで一同に会し、交流を図るものです。

こんなふうに書くと、インキュベーション推進室でプログラムをつくって提供しているように見えますが、さにあらず。この会は、早稲田大学の女子学生たちが、自分たちの手で運営を行っているものです。もちろん、われわれ大学のスタッフもサポートしますが、大学スタッフはあくまでも裏方止まり。会の進行は、学生が行います。

さて、第7回となる今回は、株式会社シルキースタイルの代表取締役社長、山田奈央子氏をゲストスピーカーに迎え、「「やってみる」から全ては始まった」と題して講演を行っていただきました。山田氏は大の下着好きだったことから、“好き”が高じて大手下着メーカーで下着の企画や開発などを行いました。その後、“世界初の下着コンシェルジュ”として、2006年に美容の会社であるシルキースタイルを設立、各種商品の販売やビューティーコーディネートを行っています。

▲講師を務めた山田奈央子氏

山田氏の語り口は非常にスマートなもので、ご自分の起伏に富んだ豊富な経験談を交え、起業してビジネスを自分の手で展開していくことのおもしろさ、奥深さが女子学生の共感を呼び、参加した女子学生はみな、興味深げでした。

講演ののち、自己紹介やアイディアスピーチなどのパートもあり、会場内は大いに盛り上がっていました。熱心な学生運営スタッフのもと、和気あいあいと進んだ会のあとは、二次会と相成ったそうで、女子学生のパワフルさには圧倒されてしまいました。

▲ワセジョ大集合!の図

女子学生起業家交流会に興味、関心をお持ちの方は、公式Webサイトおよび公式ブログにて、最新情報をご提供しています。あしたを創るワセジョの集い、アナタものぞいてみませんか?

注目の早稲田大学発入居ベンチャー!(5) 「ウタゴエ」

早稲田大学インキュベーション推進室シニアコンサルタント工藤元です。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 仕事は体が資本です! 体調管理にはみなさんくれぐれもお気をつけください。。。

さて、今回は、私が注目するインキュベーションセンター入居ベンチャーである、ウタゴエ株式会社をご紹介させていただきます!

▲ウタゴエのオフィス。いちばん奥にいるのが園田代表

ウタゴエ株式会社は、現在は博士(情報科学)でもある園田智也代表取締役が、博士課程在学中の2001年に創業しました。設立以来、提供するサービスの内容はすこしずつ変わりながらも、一貫して技術オリエンテッドなソフトウェア開発事業を営んでいます。

現在は、映像コミュニケーション事業として、インターネット上においてライブ型の動画配信を行えるUG Live、そして新たな事業の柱としてモバイル(iPhone等)事業に本格参入しました。

▲「UG Live」デモ(http://www.utagoe.com/jp/technology/live/live.html

特にウタゴエ株式会社が自信をもってローンチした、無料iPhoneアプリ「瞬間日記」はランキングで上位になるなど、大きく注目を集めています。「瞬間日記」は、140文字の文章や画像を「つぶやいた」時間とともに記録するアプリです。

使い道は人それぞれ! 日記以外にも、メモがわりや、ダイエットや食べたものの記録に使ったり。。。

iPhoneをお持ちの方は、ぜひ試してみてください!ハマること間違いないです!

■COMPANY PROFILE■

ウタゴエ株式会社

代表取締役社長:園田智也

(早稲田大学理工学研究科博士課程修了、博士(情報科学)、メディアネットワークセンター非常勤講師)

 URL:http://www.utagoe.com/

アタマのウマい使い方とは? 第3回交流会実施レポート

インキュベーションセンタースタッフです。梅雨入り以来、湿気を多く含んだ、身にまとわりくつような空気が漂っています。もう少しカッと暑くなれば、冷たいものなどがおいしくなるのですが。

さて、入居者およびコミュニティ会員を主な対象とした第3回の交流会を、6月18日(金)に開催しましたので、そのレポートをお送りします。当日は風が強く雨も降っており、外はどんよりした雲が立ちこめていました。

まず、インキュベーションセンターシニアコンサルタントの工藤元より「起業アイデアの見つけ方」と題して、起業して事業をスタートする際に、どのようにして有効なアイデアを創出していくかについて、説明がなされました。中小企業診断士の資格を持ち企業コンサルタントとして多くの起業に携わってきた工藤氏は、センターに入居している企業のみならず、これから起業しようとする学生などにも多くの助言をしています(6月8日の記事を参照のこと)。途中、ビデオを用いた説明もあり、メリハリの利いたセミナーとなりました。

▲工藤元氏による講演

続いてネットワーキングイベントが行われ、アントレプレナー同士の意見交換がなされました。当日の参加者は約30名で、オフィススペース(個室)入居者やインキュベーションコミュニティ会員を中心に、日本政策金融公庫担当者、独立行政法人産業技術総合研究所 ベンチャー開発センターの担当者など、さまざまな業種の方が一同に会しました。セミナーのテーマがアイデア創出だったこともあって、参加者相互のやり取りには、事業展開や商品開発に関する話題が多くなされていました。ネットワーキングイベントにはインキュベーション推進室長も出席し、参加者からの質問や議論に対応しました。

▲ネットワーキングイベントでの意見交換

今回の交流会の際に行ったアンケートでも、いろいろと興味深いテーマ提案などがありました。ぜひとも次回以降の参考にさせていただきます。また、当日は足下が悪いなかお越しいただきましたみなさまには、この場を借りてお礼申し上げます。

注目の早稲田大学発入居ベンチャー!(4) 「トレード・サイエンス」

インキュベーションセンタースタッフです。本日は、センターに入居している早稲田大学発ベンチャー企業である「トレード・サイエンス」をご紹介します。

トレード・サイエンスの創業者の一人(現代表取締役会長)である加藤浩一氏は、日本電気やマイクロソフトでの勤務経験があります。加藤氏は早稲田大学大学院理工学研究科博士課程に学び、村岡洋一研究室(情報科学)での研究成果をもとに、2006年4月に今の会社を立ち上げました。

このトレード・サイエンス社には、村岡研究室を中心に、理工学研究科の各研究室から多くの学生が参加しています。

CTO(最高技術責任者)を務める西村啓氏は同博士課程を修了、CAA(チーフアルゴリズムアーキテクト)の浅野千尋氏と主任研究員の大矢倫靖氏は、同修士課程を修了しています。

▲トレード・サイエンスのマスコットキャラクター、カブロボ

同社では、金融工学と情報工学を融合させた研究開発を基に、投資助言サービスおよび資産運用サービスの提供を行っています。特に、「カブロボ」(プログラム運用を用いた株式自動売買プログラム)のシステム開発と運用が熱い注目を集めています。カブロボには、日々のリアルタイムの市場データ、過去の市場データ、市場データや取引データを元に投資の判断を行うカブロボの開発環境やシミュレーション環境などがそろっており、投資家が自分専用の投資エージェントをつくることができます。運用成績を競う「カブロボ・コンテスト」は幅広い分野からの参加を集めています(延べ20,000人超)。

その成果として、日本初のロボットによる全自動売買公募投資信託「カブロボファンド」を商品化し、マネックス証券で販売しています。

投資助言と資産運用で高い実績を上げたことから、2008年7月にはマネックスグループの100%資本になり、現在にいたっています。今後も、トレーディングアルゴリズム開発をはじめとした先進的な取り組みに、高い期待が持てる企業です。

▲出井伸之、松本大両氏よりカブロボファンドチームに贈呈された賞状


■COMPANY PROFILE■

トレード・サイエンス株式会社

 CTO(最高技術責任者):西村啓

   (大学院理工学研究科博士課程修了)

 URL:http://www.trade-sc.jp/

インキュベーション入居者交流会(6月)のご案内

早稲田大学インキュベーション推進室よりお知らせいたします。

6月18日(金)に、センター入居者およびコミュニティ会員を対象とした、入居者交流会を開催いたします。ご多忙とは存じますが、ご参加賜りますようお願い申し上げます。



開催概要
日時 6月18日(金) 17:30〜19:00終了予定
内容
17:30〜18:00
中小企業診断士 工藤元氏のビジネスセミナー
「起業アイデアの見つけ方」

18:00〜19:00
交流会

会場 インキュベーションセンター オープンスペース
参加対象 入居者、コミュニティ会員、推進室関係者 他
参加費 無料
定員 30名程度
申込方法 推進室事務局まで事前にご連絡ください

【問合せ先】インキュベーション推進室

大学内線:78-2101 E-mail:incubation@list.waseda.jp

最初は自己紹介(薦田誠)

皆様はじめまして。シニアコンサルタントの薦田誠です。早稲田大学の知的財産法務担当者として技術契約全般を手掛けてきたこともありまして、この春インキュベーションセンターに着任致しました。行政書士として、会社設立や契約等、主に法務面で皆様をサポートさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。

▲シニアコンサルタントの薦田誠です

行政書士を志したそもそものきっかけは、「会社経営者の1人となるよりも、100人の会社経営者のお手伝いがしたい。」という思いでした。たくさんの経営者と一緒に泣いたり笑ったりしながらわいわい戦える、行政書士の醍醐味はそこにこそあると強く信じて開業したのが今世紀最初の夏。…それがいつのまにか大学知財と遺言相続の二本柱という渋い路線で現在まで来ておりまして、人生は狙った通りにいかないものであります。ですから、活気あふれるインキュベーションセンターにてベンチャーをバックアップできる、という理想的な環境に身を置いて、あらためて初志を思い出し大いにはりきっております。

さて、経営者とは日々攻め続けなければならない立場だと思いますが、一方、つい守りがおろそかになり、思わぬところでつまずいてしまうことも。例えば契約です。紙切れたった一枚が大きな落とし穴になることはざらにあります。やはりしっかりと防御しておくべきなのが法務面です。皆様からのご相談、どしどしお寄せ下さい。お待ちしております。

それではまた。本日も特上なり!

夏が来る! センターまわりのリフレッシュスポットをご紹介

インキュベーションセンタースタッフです。日を追うごとに陽光が強さを増し、センター前の通りにも、通行人が半袖姿で汗を拭う姿が目立つようになってきました。

早稲田大学の周辺には、いろいろな見どころがあります。仕事の合間に、また昼休みなどのリフレッシュタイム中に、ちょっとオフィスの外に出て体をほぐし、頭も体もスッキリさせて、再び仕事に戻るという方もおいででしょう。今回は、インキュベーションセンター最寄りのリフレッシュスポットである「甘泉園公園」をご紹介します。

インキュベーションセンターの玄関を出て、新目白通りを西側(正面左側)にまっすぐ進むと、左側に公園が見えます。これが甘泉園公園ですが、これは“どこにでもある、ただの公園”です。もちろん、この“ただの公園”でも、体操をしたりしてリフレッシュすることはできますし、公園のすぐ前にある鯛焼き屋さん(個人的にお勧めです!)で仕入れたものをモグモグ、というのも楽しいのですが、もう一歩奥に入ると、日本庭園があります。こちらが今回のメダマです。

▲和服に着替えたくなりそうです

この日本庭園、なかなか本格的なもので、南から北へ下り坂になっていることを利用して水を引いており、水路には魚が泳ぎ、スッポンの姿も見られます。散策していると、“チャポン!”という音にびっくり。振り向くと、でっかいコイが跳びはねていました。また、池のまわりの通路にはさまざまな花が彩りを添え、四季の移ろいを日々感じさせてくれます。これから先はアジサイの季節でしたが、まだ園内のアジサイは開き始めたところで、見ごろはもうしばらく先になりそうです。

▲気の早いガクアジサイが咲いていました

花が咲き乱れているのはおおむね土地が低い部分ですが、土地が高いほうになると、うっそうと樹が通路を覆い、根本にはシダがびっしりと茂っています。ときどき、根本がカサカサと揺れていましたが、小動物が追いかけっこでもしているのでしょうか。

甘泉園公園は、現在は新宿区が管理する公園となっていますが、もとは徳川時代の御三卿の一、清水家の下屋敷があった場所です。その後所有者が変わり、早稲田大学が土地を購入して学校関係者が行事などに利用していましたが、東京都の都市計画に基づいて東京都に買い上げられ、さらに新宿区に移管されたという経緯があります。入場は無料なので、昼間でしたらいつでも出入り自由。なお、南側は坂になっており雨の日などは滑りやすいので、足下にはご注意を。

▲手入れされた緑いっぱいの庭園。奥にそびえる高層マンションの1階がインキュベーションセンターです

こんなコトを詳しく書いていると、仕事そっちのけでいっつもの〜んびりしてるんですか? と思われるかもしれませんが、そんなコトはないですヨ………たぶん(笑)

なお、インキュベーションセンターに接して都バスのバス停がありますが、これの名前は「甘泉園公園前」です。東方面は九段下や上野公園に、西方面は高田馬場や新宿西口に向かっており、地下鉄早稲田駅から少し距離のあるインキュベーションセンターへのアクセスには、なかなか便利です。

(注意)新宿西口から早稲田方面行きのバスは、甘泉園公園前バス停は経由しません。この場合は「西早稲田」バス停でお降りください。

▲バス停の奥がインキュベーションセンター。停車中のバスに乗ると高田馬場までまっすぐ

甘泉園公園のまわりにもリフレッシュスポットはありますが、それはまた日をあらためて、ということで。

はじめまして! (コンサルタント自己紹介)

はじめまして!WEBLOG「早稲田大学インキュベーション通信」を見ていただいてありがとうございます。早稲田大学インキュベーションセンターにて、シニアコンサルタントを務めております工藤元と申します。

▲シニアコンサルタントの工藤元です

簡単に自己紹介させていただきますと。。。はるか10数年前(遠い目)、早稲田大学商学部を卒業しました! その後10年ほど働いた後、またもや早稲田に戻り、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科で経営管理修士(専門職)を取得、卒業後は中小企業診断士として経営コンサルティングを行っています。学部も修士も早稲田LOVEです! いずれは博士も早稲田で。。。(笑)

普段は入居企業の支援に加え、起業志望の留学生含む学生・教職員の相談・ビジネスプランの作成・ブラッシュアップなどのお手伝いをしています。先日もたまたま起業アイデアの相談に来た学生と話をして、「ビジネスアイデアについて議論できてよかった」「今後も相談に来させてほしい」との声を頂きました。

ビジネスアイデアをじっくり一人で考えるのも大事ですが、バックグラウンドの異なる人達とディスカッションすると、今まで思いつかなかったようなアイデアが出てきたり、思わぬサービスやビジネスの可能性が見えてきたりすることもあります。まずはブレインストーミングから始めてみませんか?

これはと思うアイデアや技術を持っている、漠然としているけど起業したい、もう起業しているが伸び悩んでいるという学生・教職員の皆さん、Don’t be shy!  遠慮なく相談に来てください。事前にincubation@list.waseda.jpまでご連絡を! お待ちしています!

ビジネスプランの募集と事業資金融資のご案内

起業を志す若手社会人・学生、もしくは起業後間もない企業経営者を対象として、(財)上月スポーツ・教育財団がベンチャービジネスプランを募集し、創業期事業資金の融資を行います。

ビジネスプランを提出のうえで審査を経て、最高で1,000万円の無利息融資を受けることができます。募集締切は6月30日(当日必着)です。

詳細については、上月スポーツ・教育財団のWebサイトに掲載されている募集要項をご覧ください。応募に必要な書類は、財団のトップページから「事業紹介」→「ベンチャービジネス支援事業」を開くと入手できます。

財団法人上月スポーツ・教育財団 http://www.kozuki.or.jp/

お問い合わせ先 edu@kozuki.or.jp

シニアコンサルタントの役割(清水康)

はじめまして。シニアコンサルタントの清水康です。中小企業診断士として、企業経営やNPOの運営を行うかたわら、多くの中小企業のコンサルティング、企業再生、事業承継、M&Aに携わっています。

今回は、早稲田大学インキュベーション推進室におけるシニアコンサルタントの役割について説明します。

大学発ベンチャーを活性化させる過程において、大学インキュベーターの役割も大きな変化を迎えています。大学インキュベーターには、ビジネスに必要なインフラを提供することはもちろん、大学発ベンチャーへ経営上の助言や協力を組織的に行っていく必要性が高まってきました。

一方、大学発ベンチャーが、会社設立から研究開発、さらには製品化を図りつつ成長・発展する上で直面する課題はなんでしょうか。私は、主として「人材の確保・育成」「資金調達」「販路開拓」の3点にあると思います。大学インキュベーターの今後の役割として、上記3点の課題解決に寄与できる組織であることが重要になると考えています。

こうした状況の下、私たちシニアコンサルタントのミッションは、まさに創業間もない入居企業に経営上の助言や協力を組織的に行うことにあります。

入居企業の皆さん、何かお困りのことがありましたらいつでも遠慮なくお声がけください。よろしくお願いします。