インキュベーターマネージャー(シニアコンサルタント)全員集合

インキュベーションセンタースタッフです。センター脇のツツジの植え込みが真っ白になり、毎日目が安らいでいます。

スタートアップ段階、あるいはアーリーステージにあるベンチャーには、“これが足りない!”“困った…!”というものがたくさんあります。それは資金だったり、営業方法だったり、企業形態だったり、人材だったり、いろいろありましょう。そういった、入居企業の“足りない”“困った”を適確にサポートしているのが、インキュベーションセンターにいる専門家、インキュベーターマネージャー(シニアコンサルタント)の方々です。

▲インキュベーターマネージャー(シニアコンサルタント)と室長、課長、調査役、全員集合

5人いるインキュベーターマネージャーは、有望ベンチャーの発掘者、財務・会計のエキスパート、経営コンサルタント、予防法務実務者など、さまざまな方面の専門家から成ります。経営を進めていくなかで壁にぶつかることは、いくたびもあります。そういうときは、マネージャーにご相談ください。入居企業にはそれぞれ担当のマネージャーがおります。またコミュニティ会員の方などもアドバイスが可能です。なお、上の写真では“マネージャーだョ! 全員集合”状態になっていますが、基本的にマネージャーの出勤日は別々ですので、ご相談の際には、まずは事務所スタッフまでお問い合わせください。

【ご参考】

インキュベーターマネージャーのご紹介

この「インキュベーションセンター通信」は、開設以来、事務所開室日は毎日更新をしてまいりましたが、今後は週に数回の更新となります。連休明けからは、インキュベーターマネージャーのみなさんからの熱いメッセージを順次掲載し、あわせて事務スタッフからもバラエティに富んだ情報を提供していく予定です。ご期待ください。

プレゼン時に大活躍!大型モニター

インキュベーションセンターのオープンスペースには、入居者の方がプレゼンや会議、イベントなど様々なシーンでご利用できる大型モニターが設置されています。

活動盛んな入会ベンチャー!(1) 「Puff Nation」

これまで早稲田大学インキュベーションセンターにオフィスを構えている企業を2社ご紹介しましたが、このほか、「インキュベーションコミュニティ」の会員企業にも、ほかには見られないユニークなサービスを展開し、あるいは起業に向けた取り組みに邁進しているものが多数見られます。今回は、そんな会員企業を室長が紹介します。1回目となるのは、オリジナルファッションアイテムの開発と販売を行っている「Puff Nation」です。

インキュベーション推進室室長の大江建です。私は教授として早稲田大学ビジネススクールで、起業家論 と新規事業論の授業とMBAゼミ「Corporate Venture 論」を担当しています。ゼミは英語が主言語で、日本での起業を目指している留学生が90%近くを占めています。

私のゼミ生のJohn Hung君の創業した、インキュベーションセンターのコミュニティ会員企業である「Puff Nation」社を紹介します。Puff Nationは、2002年にカナダのバンクーバー市の若者4人が設立した「It’s not just an apparel company, It’s a lifestyle」を提供するファッション事業会社です。 創業者の一人である、John Hung君が、2008年に早稲田大学ビジネススクールに入学して、すぐに日本での事業をほかのビジネススクールの学生と始めました。どうやって日本で、ファッションブランドを築き上げるかを事業の経験をもとに修士論文をまとめています。

Puff Nationは現代の流行ファッションの概念を超え、独自のスタイルを貫き続け、2000年以降、若い世代を中心に人気を博してきました。Puff Nationの成功の鍵は、多様な人種が集まるカナダのバンクーバーで力をつけた事と、先例のない独自の最先端スタイルの確立によります。2002年にローカルなナイトクラブやラウンジに商品の展開を始め、お客様からの多くの要望により、2005年に正式にPuff Nationを立ち上げました。Puff Nationは高品質を妥協することなくお届けします。Puff Nationの衣類は糸の1本1本がしっかりと縫われているかどうかを確実にするために、生産量が限られています。台湾では、すでにTOP3のブランドになっています。またPuff Nationは、今までの社会において、若者にとって自らの表現を披露する機会は少なかった問題を全く異なるバックグランドの若者が、一つの共通目的をもって、解決にあたっています。WEBの可能性を最大限活用し、若く優秀なデザイナーが同じ世代の若者に、デザインを提示できるプラットフォームを提供しています

▲Puff Nationロゴ

▲John Hung君

▲Puff Nationのアイテム

これからも、オフィスに入居している企業とあわせ、活動しているコミュニティ会員を順次紹介していきます。ご期待ください。


■COMPANY PROFILE■

Puff Nation

 代表:洪 品瀚(John Hung)

   (大学院商学研究科ビジネススクール2年)

 URL:http://www.puffnation.com/

グローバルな産学連携拠点づくりを目指して! イマーム大学(サウジアラビア)副学長来訪

早稲田大学インキュベーションセンタースタッフです。インキュベーションセンターは、学生および教職員の起業支援を行っていますが、それだけではありません。

少し固い話になりますが、早稲田大学では、建学125周年を迎えた2007年以降、全学的な長中期計画「Waseda Next 125」を立ち上げ、グローバル化の推進および研究体制の強化を最優先とした展開を進めています。この「Waseda Next 125」のなかに「大学と産業界の連携を強化し、TLO(技術移転機関)やインキュベーションの国際連携を通じて産学連携の高度化を進める」というものがあり、インキュベーションセンターはこれを展開する舞台のひとつになっています。

早稲田大学の産学連携分野におけるグローバル展開については国内外からもさまざまに注目されており、大学や自治体の関係者が視察に訪れることがあります。本日は、サウジアラビア王国の国立大学、イマーム・ムハンマド・イブン・サウード・イスラム大学(以下イマーム大学)のかたが早稲田大学を表敬訪問されました。イマーム大学は、東京のサウジアラビア日本大使館に分校を置くなど、日本をはじめ海外での活動が盛んな大学で、副学長のアルハラフ・アブドゥッラー氏を筆頭に、アラシュケル・ファハド教授、アルシュハイバーニー・ムハンマド教授、アッセリー・アブドゥッラー教授らがおいでになりました。

▲大江室長による説明

まずインキュベーションセンターのオープンスペースにて、インキュベーション室長の大江教授を中心に、早稲田大学の説明と懇談が行われました。大江室長の説明ののち、イマーム大学の方にセンター内をご案内。イマーム大学からは、入居企業の活動状況や早稲田大学のサポート体制などの質問があったほか、センターの設備などを興味深く視察していました。

▲インキュベーションセンター入居企業を視察

すでに、インキュベーションセンターのオープンスペースでは、日英中をはじめたくさんの言語が日常的に飛び交うなど、国際色豊かな光景が展開されています。国内に留まらない産学連携の拠点となるべく、スタッフ一同努めてまいります。

注目の早稲田大学発入居ベンチャー!(2) 「ユーザーローカル」

はじめまして、インキュベーション推進室シニアコンサルタントの耒本(くるもと)です。シニアコンサルタントは、インキュベーションセンターに入居している早稲田大学発ベンチャーや起業を検討している学生および教職員に対して、経営指導やさまざまなアドバイスを行っています。

本日は、早稲田大学インキュベーションセンターでも注目企業の「ユーザーローカル」をご紹介します。

ユーザーローカルは、あの有名な「みんなの就職活動日記」を立ち上げた実績を持つ伊藤将雄社長が、2007年に設立した会社です。

▲ユーザーローカルのオフィス

無料で使えるインターネット向けアクセス解析ツール「なかのひと」をはじめ、携帯向け「うごくひと」など、とても便利なツールを提供しています。商用向けにも「User Insight」というサービスがあり、他社にはできないオリジナル解析手法が搭載されており、多くの企業顧客に愛用されているようです。

最近では、今流行のTwitterのフォロワーなどの位置情報が解析できる「まちツイ」、ソーシャルアプリの分析に特化した無料アクセス解析ツール「AppTraq」もリリースしており、常に新たなサービスの創出に注力されています! これは使わない手はない!そう思います。

【まちツイ】 http://machi.userlocal.jp/

【AppTraq(アップトラック)】 http://ja.apptraq.com/

▲伊藤将雄社長

伊藤将雄氏は、早稲田大学政治経済学部を卒業後、出版社勤務、IT企業勤務を経て、2002年には「みんなの就職株式会社」を設立し、同社代表取締役に就任。2006年からは、早稲田大学大学院にて、Web上のユーザー行動解析を研究し、2007年度よりインキュベーションセンターに入居、サービス「UserInsight」を製品化しました。

第2新卒の採用やインターン募集も積極的とか。今後の活躍が期待されるベンチャー企業です。


■COMPANY PROFILE■

株式会社ユーザーローカル

 代表取締役社長:伊藤 将雄

   (政治経済学部卒業、大学院国際情報通信研究科修士課程修了)

 URL:http://www.userlocal.jp/

会議室のご紹介

インキュベーションセンターは入居者専用の会議室を2室設備しています。会議室A(19.1㎡)とB(19.6㎡)は各々8名から10名が収容でき、会議の運営に便利なホワイトボード・プロジェクター・無線LANを完備。


▲会議室A(19.1㎡)8名〜10名収容


▼会議室B(19.1㎡)8名〜10名収容

また二つの会議室を仕切るスライディングウォールを操作すれば、約25名を収容できる会議室に早変わり。入居者の方のご要望にフレキシブルに対応できます。

▲約25名収容できる会議室に早変わり

アントレプレナー大集合!入居者交流会

インキュベーションセンタースタッフです。

インキュベーションセンターでは、アントレプレナー(起業家)が事業を行うにあたって必要なサービスを提供していますが、そのひとつに、入居しているアントレプレナーが相互にやり取りをかわす、インキュベーションセンター入居者交流会の開催があります。2010年度の第1回は、季節外れの冷たい雨が降りすさぶなか、4月16日(金)に、オープンスペースにて行いました。

まず、インキュベーションセンターシニアコンサルタントの薦田誠氏より「契約書作成のポイント」と題して、契約を交わす際の注意点について、契約書のサンプルなどを交えて説明がなされました。薦田氏は行政書士で、早稲田大学承認TLOにて共同研究契約、共同出願契約、ライセンス契約等の技術契約全般を手掛けており、その経験に裏打ちされたわかりやすい説明に、参加された方は興味深く聞き入っていました。

▲薦田氏による講演

続いてネットワーキングイベントが行われ、アントレプレナー同士の意見交換がなされました。当日の参加者は約40名で、オフィススペース(個室)入居者やインキュベーションコミュニティ会員を中心に、日本政策金融公庫担当者、ベンチャーキャピタルなど、さまざまな業種の方が一同に会しました。同じビルの中で事業を行っていても、なかなか意見交換や情報交換などをする機会は少ないもの。そんななか、今回のネットワーキングイベントでは、講師をつとめた薦田氏への質問もあり、また参加者相互で挨拶レベルをこえた議論がなされるなど、オープンスペースは活気に満ちました。

▲ネットワーキングイベントでの意見交換

今回の交流会の際に行ったアンケートでは、回答者全員に「満足」または「やや満足」とご回答いただきました。また、講演テーマについても全員に「適切」とご回答いただきました。全般的に好評でしたが、今後もよりよいメニューを検討してまいります。

最後になりましたが、足下の悪いなかお越しいただきましたみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。

オープンスペースが“熱く”なった日

インキュベーションセンタースタッフです。

4月12日(月)の記事で紹介したオープンスペースは、単なる打合せの場にとどまらず、多角的に利用されています。本日は、そんな“使い方”のひとつをご紹介します。

4月9日(金)の記事で取り上げた「携帯スタディ王国」を運営している山本圭太さんは、学部生のときに会社を立ち上げた現役学生ベンチャー。そんな彼をはじめとしたさまざまな学生ベンチャー有志が集まり、パネルディスカッションをまじえたインターンセミナーを、4月14日(水)に開催しました。

その名は……“「インターンやろうぜ!」特別企画 学生起業家×技術ベンチャー×弁護士起業家 パネルディスカッションセミナー”

パネラーは、山本さんを含めた4名の学生起業家。それぞれのパネラーから、起業に至る経緯などが語られました。参加者は、早稲田大学のみならず、慶應義塾大学ほか首都圏のさまざまな大学の学生を中心に、40名強。パネラーが実際にいろいろな場を経験していることにくわえ、参加者もおおむね同じ世代ということもあり、「お勧めの本は何ですか」「起業するときの仲間はどのように集めましたか」「学生時代にするべきことは何ですか」など、ホンネに基づく質問が出されました。特に後半になると、各企業家の将来ビジョンやインターンの内容など、熱い議論が展開されました。

▲議論百熱のセミナー風景

山本さんは、「近年、中高生がモバイルゲームサイトなどで遊ぶ時間が増えている。しかし、これは日本のために、ひいては世界のためになることではない。日本のため、世界のためになる事業で成功してこそ、尊敬される人になるのではないだろうか」と、自分の信念に基づいた問題提起をしていました。

インキュベーションセンターのオープンスペースは、ふだんはそれなりに活気のある場ではありますが、場合によってはこういう“熱い空間”になります。こういう雰囲気を味わえるのが、このオープンスペースの醍醐味だ……と言い切るのは、自惚れが過ぎるでしょうか。

起業に積極的な学生が増えた!「ベンチャー起業家養成基礎講座2010」

はじめまして。インキュベーション推進室長の大江建(商学学術院教授)と申します。

起業家志望者を対象とした大和証券グループ本社寄附講座「ベンチャー起業家養成基礎講座2010」が、4月7日にスタートしました。担当している教員は、室長である私・大江のほか、前室長である並木秀男先生(教育・総合科学学術院教授)、客員教授である大和総研参与の鈴江栄二先生、大和総研主任研究員である耒本一茂先生の4名です。毎週水曜日6限(18時15分〜19時45分)、8号館B107室で開講しています(詳細は専用Webページを参照のこと)。

▲大和総研顧問、早稲田大学客員教授の東英治氏による講義

初回の講義では、受講生を対象として、起業志望の姿勢についてアンケートを実施しました。結果は、以下の表のとおりです。

アンケート結果(4月7日実施)
姿勢 人数(比率)
起業している 2名(2%)
在学中に起業したい 10名(12%)
将来起業したい 46名(56%)
起業の意思ない 24名(29%)
回答数(合計) 82名(100%)

これを見てわかるのは、起業に積極的な受講生が71%と、非常に高い割合になっていることです。例年は、起業に関心のある学生の割合はおおむね50%程度なので、今年度の受講生の高い起業意識がうかがえます。この講座では、起業をキャリアの選択肢として勧めているだけに、担当教員としてたいへん喜んでいます。

学期末に、もう一度アンケートを実施するつもりです。受講生の起業意識がどのように変化するか、いまから楽しみです。